瓦屋根の寿命はどのくらい?

こんにちは、乗松です。
今回は【瓦屋根の寿命】について深堀していきたいと思います!
耐久性に優れ、寿命の長さが魅力的な瓦屋根は、一昔前までは主流の屋根材として多くの建物で採用されてきました。
現在では、コロニアル屋根やガルバリウム銅板が主流となっておりますが、瓦屋根も変わらず根強い人気があります!
そんな瓦屋根ですが、どのタイミングでメンテナンスをするべきかが他の屋根材とは異なり、なかなか判断が難しいのです。
瓦屋根の寿命の目安や劣化した状態がわからないと、計画的にメンテナンスを行うのも難しくなってしまいます。
ですが、瓦屋根についての知識が有れば、状態を確認して適切なタイミングでメンテナンスを行う事が可能です!
そこで、今回は瓦屋根についてご紹介させていただきたいと思います。
瓦屋根の特徴
瓦屋根は、屋根の下地と瓦の間にわずかに空間があります。
この空間が空気層となっているため、外の熱を伝えにくいといった特徴があるのです。
そのため、夏は外の暑さが屋内に伝わりにくく、冬は湿気がこもらないため結露が発生しにくくなるといった魅力があります。
また、瓦は一度焼いてあるため紫外線の影響を受けにくく、色褪せや腐食も起こりにくいといった耐久性に優れた面もあります。
さらに、瓦にヒビや割れが発生しても、その箇所だけの交換を行えばいいので、メンテナンスしやすいというメリットもあるのです。
このように、瓦屋根は他の屋根材と比べても魅力的な面が多い屋根材です。
しかし、一方で自然災害に弱いという弱点もあります。
台風や地震などの自然災害によって、瓦が落下する危険性があります。
また、瓦の重さによって家に負担がかかるデメリットと言えるでしょう。
瓦屋根の寿命はどれくらい?ほかの屋根材と比較
瓦屋根の最大の魅力は、高い耐久性による寿命の長さです。
ここでは他の屋根材と比較しつつ、瓦屋根の寿命の長さについてご紹介させていただきます。
最近の新築市場では、コロニアルなどのスレート系の屋根とガルバリウム銅板の屋根材が多く採用されています。
コロニアル屋根の厚さは、5mm程度であり薄くて軽いのがメリットでもあります。
ですが、強度が低く割れやすいといった特徴がある、紫外線の影響により色あせやひび割れなども起こる可能性があります。
そんなコロニアル屋根の寿命は、長くておよそ30年です。
また、10年ごとのメンテナンスが必要になります。
ガルバリウム銅板は、高い耐久性を誇る金属製の屋根材です。
錆びにくく防水性がある一方で、コロニアル屋根と比較すると金額は高くなります。
そんなガルバリウム銅板の寿命は、25~35年です。
また、10~20年ごとのメンテナンスを行う必要があります。
そして、この2つの屋根材よりも長持ちするのが瓦屋根です。
瓦には釉薬瓦、いぶし瓦、などの種類があり、釉薬瓦の寿命は50~100年、いぶし瓦は30~50年ほどと言われています。
このように、瓦屋根は他の屋根材と比較しても、圧倒的に長い寿命を誇っているにです。
瓦が劣化するとどうなるの?寿命とはどんな状態?
耐久性に優れ、寿命が長い瓦屋根ですが、それでもいずれは劣化してしまいます。
そのため、劣化の症状を発見したら、早朝に修繕を行うようにしましょう。
しかし、劣化の症状が分からなければ、修繕するタイミングを判断できないですよね・・
ここでは、瓦屋根の劣化の症状についてご紹介させていただきます!
一番多い劣化の症状としては、瓦の割れやズレです。
地震や台風など外部からの衝撃で起こる事が多く、放置していると雨漏りの原因になります。
他には、たわみや歪みなども、劣化の症状です。
これは、瓦を含めた屋根の重さによって軒先に負担がかかりすぎて起こる症状です。
この症状が起こると、瓦のズレや落下の危険性が高まります。
さらに劣化が進むと、雨漏りや腐食などが起こってしまうため、早期に解決しなければいけない症状です!
耐久性に優れた瓦屋根も、長い期間使い続けると、次第に劣化していきます。
劣化の症状に気づいたら、専門業者に相談することをオススメします!

瓦屋根のメンテナンス時期を見極めましょう!
瓦屋根の寿命は50年以上と先ほどご紹介させていただきましたが、この年数はしっかりとメンテナンスを行った場合の寿命です。
いくら瓦屋根が耐久性に優れているからといって、メンテナンスを怠っていると、早期に寿命を迎えてしまいます!
例えば、瓦屋根にはルーフィングと呼ばれる防水シートが使用されており、そのメンテナンスを20年ごとに行う必要があります。
また、瓦も強風や地震などの影響で破損してしまうことがあるため、小まめなメンテナンスが必要不可欠です。
メンテナンスを行う時期としては、強風や台風が直撃した後や大きな地震があった直後、目視で異変を感じた場合などが挙げられます。
違和感に気づいたときは、業者に相談して破損した瓦の一部交換を行ってもらいましょう。
瓦のズレがひどい場合や、歪みが生じていた場合には、棟積み直し工事が必要になる場合があります。
これは、瓦をすべて取り外して組み直す工事で、歪みやズレを改善するために行う大切なメンテナンスです。
瓦屋根を長く使うためには、定期的なメンテナンスが欠かせません。
また、瓦屋根の特徴や寿命を知ることで、メンテナンス時期を見極めることが大切です!

まとめ
今回は、瓦屋根についてご紹介させていただきました。
瓦屋根は耐久性に優れており、定期的なメンテナンスを行えば50年以上使い続けることができる魅力的な屋根材です!
しかし、メンテナンスを怠ってしまうと寿命が大幅に短くなり、修繕にも大きな費用が掛かってしまいます。
そのため、寿命の目安を知り、適切なタイミングで定期的なメンテナンスを行うことが非常に重要なのです。
また、メンテナンスは高品質な施工が実現可能な専門業者に相談することをオススメします!
私たちアスプラスは、1953年の創業以来、松山市で瓦屋根の専門店として歩みを始めました。
「お客様の大切な住まいを、責任を持って守る」
この創業時からの想いは、70年という時を経た今も、私たちの原点であり続けています。
近年は台風の大型化や、気候変動による急激な天候の変化など、住まいを取り巻く環境は年々厳しさを増しています。だからこそ、地域の気候や建物特性を知り尽くした私たちだからこそできる、最適な工事とメンテナンスをご提案させていただきます。
これからも、確かな技術と誠実な対応で、地域の皆様の暮らしを支え続けてまいります。