代表的な雨漏りの原因!

こんにちは、乗松です。
雨漏りしてきた!
どうにかしたいけど、原因は一体どこだろう?
とお困りの方も多いのではないでしょうか。
雨漏りはお家のどこかに隙間ができ、そこから水が侵入して発生します。
「どうにかしたいけど、原因は一体どこだろう?」
とお困りの方も多いのではないでしょうか。
雨漏りはお家のどこかに隙間ができ、そこから水が侵入して発生します。
そのため、「隙間ができやすい場所」というのが主な原因箇所と言えます。
ただし、実際には雨漏りの正確な原因特定は非常に難しいのが本当のところです。
しっかり直すためにはプロに依頼しましょう。
また、「雨漏りしちゃったら、とにかく原因を塞げばいいんでしょ」と思っていませんか?
実は雨漏りは、お家にとっては非常に深刻な症状です。
目に見えている部分に届くまで、お家内部のどこに、どれくらい、水がしみているか分からないからです。
専門調査の種類や費用、きちんと見てくれる業者の選び方なども解説しますので、
しっかり直すためにはプロに依頼しましょう!
きちんとした点検、対処をせず放っておくと、お家を支える柱などが腐り、寿命が一気に縮んでしまいます。
これからも長く安心してお住まいいただけるように、雨漏りは正しく対処できるようにしましょう。
代表的な雨漏り原因箇所10選
まずは良くある雨漏りの原因箇所を、部位別に計10個ご紹介します。
何もわからないまま過ごすのは非常に不安だと思います。
現れやすい症状も一緒にお伝えしますので、うちはもしかしたらコレが原因かも?と参考にしてみてください。
屋根
雨漏りと言って一番に屋根を考える方も多いのではないでしょうか。
実際に、最も雨風の影響を受ける場所のため、雨漏りの原因になりやすい箇所です。
症状としては、2階の天井の染み、天井クロスの浮き、剥がれなどが現れることが多いです。
ただ、屋根と一口に言っても色々な部材、原因が考えられますので、良くある順に4つ見ていきましょう。
棟板金(むねばんきん)・棟瓦(むねがわら)とは、屋根の頂上にある部材です。
本来はしっかり固定されていますが、年数がたつと固定部分が傷んで隙間をつくる場合があります。
<棟板金>
和瓦以外の屋根(スレートや金属屋根など)に使われています。
固定している釘が経年劣化でゆるんでしまうため、隙間ができて雨漏りの原因になりやすいです。
<棟瓦>
昔ながらの和瓦の頂上に使用されます。
固定している漆喰が劣化すると、その割れから水が侵入したり、瓦がズレて隙間ができてしまいます。
屋根は非常に頑丈な素材できていますが、割れてしまう場合もあります。
割れても下には防水シートという、雨を防ぐ役割の部材が入っていますが、あまりに大量の水が当たってはさすがに防ぎきれませんし、シートのつなぎ目などから雨が侵入することもあります。
割れる原因は、台風で物が飛んできた等の外的要因と、経年劣化、どちらも考えられます。
スレート屋根は経年劣化すると反り上がるように変形します。
横殴りの雨などの際に、反った隙間から水が吹き込んで雨漏れを起こす場合があります。
破風板(はふいた)とは、屋根の先端にある板材のことで、風や雨の吹込みを防止してくれる部位です。
ボード材や木でできているため、経年劣化ではがれたりひび割れたりすると、雨漏りの原因になります。
窓サッシ
窓サッシはお家の中と外を貫通している部材です。
実際に、窓枠を伝って水が侵入しやすい場所になります。
症状としては、窓枠からポタポタと水が落ちてくる、窓下の壁紙の剥がれ、などがよく見られます。
この原因は、窓回りの2つの不具合が考えられます。
窓サッシの周りは、壁との間を埋めるため、コーキングというゴム状の防水材を入れていることが多いです。
しかしコーキングの量が少なかったり、経年劣化すると、ゴムが縮んで隙間を作ってしまいます。
窓サッシの周りは、どんなお家もヒビ割れが起こりやすい場所です。
なぜなら、サッシは金属・外壁はセメント系、と全く違う材質であることがほとんどなので、材質ごとの膨張率(熱や水で伸び縮みする度合い)が異なる為、ひずみができやすいからです。
また、単純にサッシは重たいので下方向へ負荷がかかりやすいことや、窓の開け閉めによる小さな衝撃が積み重なることも、ひび割れの原因になります。
外壁
雨漏りというと屋根など高い場所を想像しがちですが、実は外壁からも水が侵入する可能性があります。
経年劣化で割れることもありますし、お家の様々な部材の境目などは隙間ができやすいからです。
壁紙が浮いてきた、染みがでてきた、部屋がかび臭い、という症状が現れることがあります。
典型的なパターンは以下の2つです。
外壁材も経年劣化すると、ひび割れが起こります。
特にサイディングボードは釘の周りに負荷が集まりやすく、ひび割れてしまうことが多いです。
■釘周りのひび
釘は必ず木材の柱に打ち込んであります。
そのため、釘を伝って水が入ると木材を直接傷めてしまい、雨漏りの被害が大きくなってしまいます。
お家の外壁には、水道管、ガス管、メーターなど多くの部材がついています。
その箇所は家の中につなげるため、外壁に穴をあけている状態ですので、穴を埋めているコーキングやパテ材が劣化すると水の侵入口になってしまいます。
■配管周りのコーキング劣化
配管用に開けた穴をコーキングで塞いでいましたが、紫外線劣化してしまいました。
雨が降るたびに配管を伝って水が入ってきてしまいます。
ベランダ
意外と見落としがちなのがベランダです。
ベランダは人が出入りする場所のため、床にほとんど傾斜がなく、水が溜まりやすいのです。
ベランダのすぐ下の部屋で雨漏りした、ベランダの軒天井に染みができた、などの症状が出ることが多いです。
ベランダ雨漏りの原因は大きく2つ考えられます。
ベランダの床は防水施工がされていますが、紫外線や、毎日人が歩くことによる経年劣化でひび割れ・剥がれが起こります。
10~15年で防水をやり替えてあげる必要があります。
■ベランダ床のひび割れ
ベランダの手すりは、外壁材の上に乗っている部材のため、隙間ができるとそのまま外壁内に水が入ってしまいます。
日当たりの良い面にあるため紫外線の影響が強く、普段掴んだり、物をぶつけたりすることもあるので、意外と劣化しやすい場所です。
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※結露、漏水ではないですか?
雨漏りと似ている水のトラブルであるのが、「結露」と「漏水」です。
雨漏りはお家の外の雨が侵入して起こりますが、結露や漏水は家の内部が原因ですので、対処法も変わってきます。
【結露】

結露とは、暖かい室内と寒い室外の温度の差で、空気中の水分が水滴になる現象です。
冬場に窓ガラスや外壁面に水滴がついているのをよく見ると思います。
例えば、暖房で温まった空気が天井裏に上って急激に冷やされると、水滴が落ちて天井に染みを作ることがあります。あまりに量が多いと、雨漏りと見分けがつかないでしょう。
見分けるポイントは季節です。
この天井の染みが、冬場のみ起こるようであれば、結露の可能性があります。
(近年の住宅は気密性が高いため、夏に冷房を使った時に起こる家もあります)
逆に、雨漏りの場合は、雨の日、梅雨時期や台風シーズンなどに症状がひどくなりやすいです。
雨漏りするタイミングがいつなのか確認し、結露の場合は、換気をこまめにして湿気が溜まらないようにしましょう。
【漏水】

漏水とは、水道管から水が漏れてしまう状態のことです。
水道管の経年劣化で起こることもありますし、どこかの排水口で詰まっていたせいで、水がうまく流れずに溢れて漏水する場合もあります。
水道を使っていないのに水道メーターが回っていたら、漏水の可能性が高いです。
適切な判断・対応をしてくれる業者選び3つのコツ
雨漏りの原因調査や修理をする際は、しっかり業者を選びましょう。
なぜなら、雨漏りを直すには専門知識や経験が非常に重要だからです。
どんなベテランの業者でも、一回の調査、修理では完璧に直せないこともあるほど、雨漏りの対処は難しいのです。
不親切な業者は、これ以上はうちではどうにもできないと匙を投げてしまうこともあります。
皆様にとっては生活に直結する事態ですから、こんなことは避けたいですよね。
皆様に寄り添った対応をしてくれる業者選びのポイントを3つご紹介します。
少しでも早く安心できる暮らしを取り戻すために、チェックしておきましょう。
雨漏りは皆様にとってもお家にとっても緊急事態だからです。
近くてすぐ来てくれるに越したことはありません。
あまり遠方の会社だと行き来でまた、雨漏りは一度の調査、修理では完全に原因が分からず直せないことも多くあります。
まずはここを補修してみて、経過観察をし、それでも収まらなかった場合は別のところを塞いでみて…
という地道な作業をしなければならない場合もあります。時間がかかる為、予定の調整もしづらく、なかなか来てもらえないことがあります。
皆様に寄り添った、細やかで安心できる対応をしてもらうために、雨漏り相談は近くにある業者に依頼しましょう。
雨漏り調査・点検の際はきちんと写真を撮って見せてもらいましょう。
なぜなら、適正な修理・見積りかどうかの判断ができるからです。
口頭で「屋根が悪かったので、そこを直す見積もり作りますよ」だけでは、
具体的にどこをどのくらい直すのか分からず、見積に書いてある工事も適正か分かりませんよね。
皆様ご自身も一緒に写真を見ることで
「ここが悪くなっていたのか」
「このくらいの大きさの部材を交換する工事なのね」
ということがおおよそ把握できます。
大事なお家のお手入れですから、納得して依頼するためにも、写真を撮ってもらいましょう。
見積書には、必ず「どんな工事を」「どの範囲やるのか(数量)」を項目別に記載してもらいましょう。
「一式」という表記だった場合は、細かく書き直してもらいましょう。
なぜなら、雨漏り修理は様々な修理の種類がある上に、全体を修理するのか、部分的に直すのかなど、どこまでやるのかもケースごとに変わるからです。
ここが不鮮明だと、「やってほしかった・依頼したつもりでいたこと」と「業者が想定して作った見積もり」にズレがでてしまいます。
こうなると追加料金が発生するなど、トラブルになりかねません。
当然安心して依頼し、気持よく工事を終えたいですよね。
見積もりは、何をどこまでやってくれるのか?が分かるものを作ってもらいましょう。
今後雨漏りしないためにできる4つのこと
原因も分かって修理をしたからこれでもう大丈夫!と放置するのはやめましょう。
なぜなら、お家は今後も雨風にさらされ続けるからです。
経年劣化や気候の影響が、今後も完全になくなることはありません。
しかし、また雨漏りが起きたら一から原因を特定して・・・となるのは苦労します。。
ここでは再発リスクを減らすためにできるポイントを4つご用意しました。
ぜひ実践して、今後安心して過ごすために、再発リスクを少しでも下げていきましょう!
屋根は3~5年に1度は点検しましょう。
なぜなら、普段見えない分、発見が遅れると被害が大きくなりやすいからです。
水は重力に従い、上から下に流れていきます。
お家の一番上の屋根に異常があれば、お家全体のどこで雨漏りをしてもおかしくありません。
※屋根に自分で登るのは大変危険です!必ず業者さんに依頼しましょう!
大型台風のあとや、近隣で何か被害があったという場合は、念のためでも点検してもらいましょう。
自分の家は修理していたので大丈夫だったが、近所の瓦が飛んできて二次被害が起こっていた、ということもあるからです。
逆に、点検して特に何もなければ、本当に安心して過ごすことができます。
人間と同じで、原因を早期発見できれば簡単な補修で済むこともあります。
気になったときには思い切って点検して貰うようにしましょう。
屋根や外壁は、適切なタイミングで塗装しましょう。
なぜなら、塗装しないとひび割れなどの劣化を起こし、雨漏りの原因になるからです。
塗装が必要な時期は、建材が「防水性を持っているかどうか」で判断します。
壁に水をかけてチェックするのが一番簡単です。
ベランダやバルコニーは、10年~15年おきに防水工事をしてあげましょう。
ベランダの床も経年劣化によってひび割れを起こしてしまうからです。
洗濯物などで毎日のように出入りする方も多いですよね。
実はお家の中でも傷つきやすく、雨漏りの原因になりやすい場所です。
定期的なメンテナンスで、雨漏りのリスクを減らしましょう。
いかがでしたか?
雨漏りの原因は、「よくある場所」というのはありますが、実際の特定は非常に難しいです。
きちんとした調査、修理対応はアスプラスにお任せください^^
皆様が一日も早く安心のできる生活に戻るために、お役に立てれば幸いです🌟
お読みいただき、ありがとうございました!